リッチリザルトとは?種類・表示方法・注意点

2024年7月16日

リッチリザルトとは?種類・表示方法・注意点

「検索エンジンの結果ページで、自分のウェブサイトをより目立たせたい」「ユーザーに役立つ情報を分かりやすく表示して、クリック率を上げたい」と考えている方は必見です。

リッチスニペットは、検索結果ページに豊富な情報を追加表示することで、ユーザーの検索意図に最適な情報を提供し、ウェブサイトへのアクセスを促進する効果的な手法です。

評価・レビュー、価格、レシピ、イベントなど、さまざまな種類のリッチリザルトを活用することで、ウェブサイトの視認性を高め、ユーザビリティを向上させることができます。

本記事では、リッチリザルトの種類、実装方法、注意点などを詳しく解説し、検索結果ページでウェブサイトをより魅力的に表示する方法を解説します。

リッチスニペットとは?検索結果をさらに魅力的に

Google検索の結果には、通常、Webページのタイトル、URL、説明文が表示されます。これらの情報は「スニペット」と呼ばれ、検索ユーザーがWebページの概要を把握し、クリックするかどうかを判断する重要な要素です。スニペットは、検索結果ページにおけるWebページの顔と言えるでしょう。

一方、リッチスニペットは、スニペットに加えて、レビューや画像などの情報を表示する機能です。リッチスニペットが実装されると、検索結果ページに表示される情報量が増加し、検索ユーザーの目に留まりやすくなるため、クリック率が向上する傾向にあります。これは、順位に直接的な影響を与えるものではありませんが、クリック率の向上は、間接的に検索エンジンの評価を高める可能性があります。

なお、Googleはリッチスニペットのような、通常の検索結果よりも情報を多く表示する形式として、これまで「リッチカード」や「エンリッチ検索結果」といった複数の用語を用いてきましたが、これらの用語は統合され、現在は「リッチリザルト」という名称で統一されています。

以下では、「リッチリザルト」を正式名称として使用します。

リッチリザルトの種類|豊富な情報でユーザーに役立つ結果を表示

リッチリザルトの種類|豊富な情報でユーザーに役立つ結果を表示

リッチリザルトは、検索結果ページに表示される豊富な情報であり、ユーザーの検索体験を向上させる機能です。リッチリザルトを活用することで、ウェブサイトへのトラフィック増加も見込めます。

リッチリザルトは、検索エンジンのアルゴリズムによって自動的に生成されます。ウェブサイトの構造化データやコンテンツに基づいて、関連性の高い情報が検索結果に表示されます。

レビュー スニペット: 商品やサービスの評価を分かりやすく表示し、ユーザーの購買意欲を高めます。星評価やレビューの内容がひと目でわかるため、ユーザーは商品やサービスの質を簡単に把握できます。

レシピ スニペット: 料理のレシピを検索結果に表示し、ユーザーが簡単にレシピを見つけることができるようにします。材料や手順、調理時間などがまとめられているため、ユーザーはレシピをすぐに確認できます。

イベント スニペット: イベント情報を検索結果に表示し、ユーザーがイベント情報を簡単に取得できるようにします。開催日時、場所、チケット情報などが含まれるため、ユーザーはイベントの詳細を簡単に確認できます。

製品 スニペット: 商品の情報を検索結果に表示し、ユーザーが商品情報を簡単に取得できるようにします。価格、在庫状況、レビューなどが含まれるため、ユーザーは商品を簡単に購入できます。

Q&A スニペット: よくある質問とその回答を検索結果に表示し、ユーザーが疑問をすぐに解決できるようにします。ユーザーは、検索結果ページから直接回答を確認することができます。

ビデオ スニペット: 動画を検索結果に表示し、ユーザーが動画を簡単に視聴できるようにします。サムネイル画像と再生時間が表示されるため、ユーザーは動画の内容を簡単に確認できます。

ローカル スニペット: 地域のお店やサービスの情報を検索結果に表示し、ユーザーが近くの店舗やサービスを見つけることができるようにします。お店の住所、電話番号、営業時間などが含まれるため、ユーザーは簡単に店舗情報を確認できます。

サイトリンク: ウェブサイトの関連ページを検索結果に表示し、ユーザーがウェブサイト内の関連情報にアクセスしやすくします。ユーザーは、検索結果ページから直接、ウェブサイトの関連ページにアクセスできます。

知識パネル: 有名な人物や場所、事柄などの情報を検索結果に表示し、ユーザーが関連情報を得やすくします。ユーザーは、検索結果ページから直接、人物や場所、事柄に関する詳細な情報を取得できます。

記事 スニペット: 記事の内容を検索結果に表示し、ユーザーが記事の内容を簡単に把握できるようにします。記事のタイトル、公開日、抜粋などが含まれるため、ユーザーは記事の内容を簡単に確認できます。

リッチリザルトを表示するには?

構造化データマークアップは、WebサイトのHTML上の情報を、検索エンジンが理解できるよう、規則に基づいて意味付けを行う仕組みです。検索エンジンは人間とは異なり、HTML上の情報を単純なテキストとして認識するため、商品名や会社名などの情報を正しく解釈できません。そのため、構造化データマークアップを用いることで、検索エンジンがサイトの内容をより正確に理解できるようになり、検索結果での表示が改善されます。

構造化データマークアップの記述方法は、「Microdata」「RDFa」「JSON-LD」の3種類存在します。どの方法を使用しても、検索エンジンの解釈に大きな違いはありません。しかし、Googleは「JSON-LD」を推奨しています。これは、「JSON-LD」がHTML上に記述する部分を1箇所にまとめることができるため、修正や加筆などの管理が容易というメリットがあるためです。

まとめ

リッチスニペットとは、検索結果に表示されるタイトルやURLに加え、各コンテンツに関連する情報を付加できる仕組みのことです。商品価格や評価、イベント情報などを視覚的に表示することで、検索結果をより魅力的にし、ユーザーの注目を集める効果が期待できます。

ここではリッチスニペットの具体的な種類や、実装方法、注意点を解説しました。リッチスニペットは様々な種類があり、それぞれ表示できる情報は異なります。商品レビューやイベント情報など、自社サイトやサービスに最適なリッチスニペットを選択し、ユーザーに役立つ情報を提供しましょう。

リッチスニペットは構造化データを用いて実装します。注意点についても本記事で解説しましたので、ぜひ参考にしてみてください。リッチスニペットを活用して、検索結果を魅力的にし、ユーザーの注目を集めましょう。